外科医志望者減少の理由
では、減少している理由を外科にフォーカスして見てみましょう。
◎外科医が考える外科医志望者減少の理由
理由 |
割合(%) |
---|---|
労働時間が長い | 71.9% |
時間外勤務が多い | 71.8% |
医療事故のリスク | 68.2% |
訴訟のリスク | 67.3% |
賃金が少ない | 67.1% |
出典:日本外科学会アンケート調査より
外科医は激務でなり手が激減しており、2009年に「日本から外科医がいなくなることを憂い行動する会」という名称のNPOが発足するぐらい重大な心配事になっている。
私の家族の外科体験談
【外科の先生に父の手術で大変お世話になりました。】
個人的な体験談で恐縮です。今は亡き私の父親は20年前に突然倒れ、心臓の大動脈瘤の手術を総合病院でしました。最初、風呂場で倒れた時は、救急車で市内の救急病院に運ばれましたが、専門の先生でなかったのか、病名や原因が分からず、背中から脇腹が痛いということで、湿布薬をもらって翌日帰宅しました。
ところが、その後も痛みと違和感があった為、ホームドクターに診てもらった時に、レントゲン等でおかしいとわかり、県立病院に紹介状を書いていただきました。その県立病院では、手術等の対応ができなかったようで、すぐに労災病院に紹介状を書いていただき、即入院しました。
労災病院では長時間の手術の結果、父は約5年以上、元気に延命することができました。今でも、父の手術に携わってくださった医師をはじめ病院関係者の皆様に心より感謝しております。この場を借りて御礼申し上げます。その節はお世話になり誠にありがとうございました。
※紹介状のことを正式には「診療情報提供書」と言うようです。
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