勤務医の転科と開業医の転科
前回、【医師の転科で検索トライ】では医師の公開求人データの中から転科のデータを診療科別に検索する方法を簡単に解説しました。
ここでは医師の転科について、勤務医と開業医の勤務歴別に分けて、どの診療科からどの診療科に転科したケースがあるのかをチェックしてまとめてみました。
医師の転科について、現実的には、ご自身の経済面や体力面から考えるとだいたい年齢で40歳前後ぐらい、科目によって異なりますが、専門医の資格を取得するのに要する年齢ぐらいがひとつの転機の目安になるという意見もあるようです。しかし、実際には診療科目とその医師の取り組み方や環境によっては、年齢は関係ないケースも多々あるようです。まずは下記の転科の例をご覧ください。
勤務医の転科の例(勤務歴別)
さて、入職後何年ぐらいで転職する医師が多いのでしょう。
どの診療科からどの診療科に移る医師がいるのでしょう。
開業医と勤務医とでは転科の傾向に違いがあるのか勤務歴別に見てみましょう!
【勤務医の転科の例】
医師勤務歴5年以内
- 小児科⇒内科
- 内科⇒外科
- 内科⇒精神科
- 呼吸器内科⇒総合内科
- 麻酔科⇒整形外科
- 外科⇒内科
- 麻酔科⇒脳神経外科
- 神経内科⇒腫瘍内科
- 麻酔科⇒精神科
- 内科⇒眼科
医師勤務歴6年〜10年以内
- 外科⇒内科
- 放射線科⇒内科
- 耳鼻咽喉科⇒総合診療科
- 基礎⇒公衆衛生
- 麻酔科⇒内科
- 消化器内科⇒総合診療科
医師勤務歴11年以上
- 小児科⇒内科
- 呼吸器外科⇒呼吸器内科
- 外科⇒救急科
- 消化器外科⇒消化器内科
- 循環器科⇒産業医
- 脳神経外科⇒神経内科
- 外科⇒老人科
- 腫瘍内科⇒人間ドック
- リハビリテーション科⇒内科
- 外科⇒内科
入職後5年以内だと内科⇒外科、外科⇒内科の両方の転科のケースがありますが、勤務歴が長くなると、外科系から他の科目へ転科するケースが少し多くなっているようです。
開業医の転科の例(勤務歴別)
次に開業医の転科のケースを見てみましょう。
【開業医の転科の例】
医師勤務歴5年以内
- 心臓外科⇒循環器科
- 脳神経外科⇒内科
- 外科⇒泌尿器科
- 外科⇒内科
- 病理科⇒内科
- 麻酔科⇒整形外科
- 耳鼻咽喉科⇒内科
- 一般内科⇒アレルギ−科
医師勤務歴6年〜10年以内
- 外科⇒皮膚科
- 産業医⇒循環器内科
- 外科⇒内科
- 形成外科⇒総合診療科
医師勤務歴11年以上
- 小児科⇒循環器科
- 外科⇒内科
- 脳神経外科⇒小児科
- 呼吸器外科⇒呼吸器内科
前回、医師の転科で検索トライでご紹介したように、m3キャリアでは、公開求人検索の項目に『転科OK/未経験歓迎』というのがあり、転科を検討中の医師の方でも簡単に検索できるようになっています。医師の公開求人にご興味のある方はぜひ一度検索してみてください。検索結果には、「転科・未経験の方も相談可能です。」というコンサルタントのコメントがある求人もあるので、大変わかりやすいのが特長です。
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